地獄少女 三鼎 #10 「鏡の中の金魚」

夫に振り向いて欲しくて、呉服屋に勧められるがままに着物を買い続ける母。父にはとうに愛想を尽かされていることを知りつつも、浪費を続ける母を見捨てられずにいる息子は、ある日呉服屋の本音を聞いてしまい、という話。全般に濃い目の画面作りで見応えありましたが、特にグロテスクに肥大化を続ける女の業を金魚のランチュウに準えているのが、なかなか皮肉の効いた比喩で面白かったです。絵コンテ:大畑清隆藤原良二、演出:神保昌登