ポルフィの長い旅 #40 「国境を目指して」

絵描き志望だけど口ばかりで家の手伝いをしようとしない青年、そして追剥と、立て続けにロクデナシの男に出会ってしまい、すっかり人間不信に陥ったポルフィくん。次に出会った野菜売りの男にフランスまで乗せて欲しいと言えず、荷台に忍び込んで越境しようとするの巻。
まあ追剥に遭った後で、頬に傷持つ強面の男が信用できない気持ちも分からないではありませんが、だからってまたも違法行為、それも人に罪を被せかねないことをやっちまうのはどうなんだ、ポルフィ! ホント、とことん汚れ役な主人公だよなあ。まあ脚本の事情を鑑みれば、パスポートを持ってる筈がないポルフィに国境を越えさせるには、非合法な手段を取らせざるを得ないという事情もあるのでしょう。ギリシャからイタリアの船旅で寝過して乗り遅れそうになったり、甲板で夜明かしさせたのも今思えば同じ理由なのかも。
と、そういえばアレッシアとの再会を果たさぬままイタリアを離れてしまいましたね。果たしてフランスで再会できるんでしょうか。