PERSONA - trinity soul - #21 「残刻」

洵を拉致したものの肝心のペルソナは出ず、万策尽きた稀人たちの苦悩の巻。追い詰められても冷静さを失わない有働、自分たちの行為に疑問を持ち始めている沙季、投げやりなペッタリ、狂気に侵される椎葉と、稀人たちのキャラが丁寧に描写されているのが良かったです。そして、どうやら今の人格の方が後天的に植え付けられたものだったらしい叶鳴さん。今回はぶっ倒れてばかりでしたが、次回こそは真人格が拝めるのでしょうか。
一方の慎パートは、両親の昔の同僚だった製薬会社社長の昔語り。重要な情報がたくさん出てきましたが、一本調子の説明台詞だったのには閉口しました。冒頭の真田・戌井による拉致事件の裏事情解説といい、なんでもかんでも言葉にすればいいってものでは……。