true tears #10 「全部ちゃんとするから」

兄妹疑惑が消えて安心したのもつかの間、仲上家を出て一人暮しをはじめると言い出す比呂美。そんな比呂美を止められないまま引越しの日を迎えた眞一郎でしたが、ついに決意を固めて走り去ったトラックを追う! 眞一郎が自転車で走り出してからの一連のシーンは、流れる挿入歌、作画のテンションとも素晴らしく、展開がベタなところも含めてこの2人のクライマックスにふさわしい盛り上がりでした。
まだ3話ありますが、眞一郎争奪戦はここでクライマックスを迎えて、残りは乃絵中心のドラマにシフトしていく形になるのかな? 乃絵の涙を巡る話はまだほとんど手つかずですし、この娘はあと一つくらい何か爆弾を抱えてるような気がするんだよなあ。単なる歪んだシスコンというだけでは説明できそうにない、純の乃絵に対する異常な執着 (比呂美への執着はその副産物) の理由が鍵になりそう。
一方愛ちゃんは三代吉とお別れして、眞一郎からも訣別。まあ愛ちゃんと三代吉は適切な冷却期間を置けば復活の目もありそうですが、あるいはヒロインの一角としてもう一波乱一花咲かせる線もありかな? しかしあれですね、Bパートで乃絵、愛子、比呂美が一斉に眞一郎の周囲から離れていったのが、ついにこいつのモテ期も終わったかという感じでちょっといい気味でしたね。