true tears #08 「雪が降っていない街」

朝っぱらから眞一郎母に母子揃って泥棒猫呼ばわりされ、4番とデートに行ったら自分が眞一郎から交換条件に差し出されたことを聞かされ、更には仲睦まじい眞一郎 & 乃絵カップルと鉢合わせし、止めに家に帰ったら母の顔が切り抜かれた写真が焼かれていた! ……そりゃあここまでコンボが決まれば自棄になるのも仕方ないという感じで、比呂美大爆発。盗んだ4番のバイクで走り出します。次回どうやら警察のお世話になるっぽいですが、服を脱いでいたのは一体どこだ!?
癇癪を起こすに至る比呂美の心情をこのアニメらしく実に丁寧に拾っていて、ドス黒い感情や厄介なところも含めて魅力的だったなあ。キザったらしく見えて実は純情シスコン野郎だった4番もなんかいい奴で、お互いの打算で塗り固められたこの組み合わせも、これはこれでありなような気がしてきました。ともかく、比呂美が眞一郎母に本音をぶつけたことで、仲上家の家庭内問題には解決の糸口が見えてきた感じ。
一方ひたすら初々しいカップルを演じていた乃絵と眞一郎は、順調すぎるせいで何もかもが破滅フラグに見えてくるのが恐いです。「冬の終わる頃にはきっと見れるよね」って、別に他意はないんだよね? そして実力行使も空しく玉砕した愛ちゃん。これはきっぱり振ってみせた眞一郎を褒めねばなるまい。