true tears #02 「私…何がしたいの…」

眞一郎と乃絵の噂に心乱された比呂美が動き出し、乃絵と比呂美のやんわりとした第一次衝突。そして硬直していた眞一郎との関係にも少しずつ変化が生まれ、という話。
丁寧な描写を積み重ねてキャラの心情を浮き彫りにしていく演出は2話目も変わらず好調。今回は西村監督が脚本も担当し、言動は電波だけど正直な乃絵と、いい子に見えて意外に黒くて強かな比呂美の対比が鮮やかでした。2人の地べたに対する扱いの違いが面白いところで、雷轟丸と地べたは今回対比される2人の象徴になっているんですね。しかしそうだとすると、雷轟丸の悲劇が不吉だなあ。
サブタイトルはその回の担当ヒロインのセリフから取られているようで、次回は愛子回の模様。はたして乃絵と比呂美の対比構造に割り込めるのかどうか、注目です。あとは、母親と言うにはちょっと息子に生っぽい愛情を注ぎすぎなんじゃないかと思える高橋理恵子ママが、眞一郎と比呂美の接近にどう反応するのか。