東京魔人學園剣風帖 龍龍 第弐幕 #08 「第八夜 宿星編 朱雀之章 滅日」

惨劇の翌週、龍麻がカオスを連れ出して、カオス事件の爪痕を一緒に巡る話。カオスの心の闇を直視し、それを癒そうとする龍麻。カオスの改心は、話の方向性としてはアリだと思うんですが、よりによって養父母を殺された龍麻が率先してそれを促す展開は、心情的にどうも違和感を覚えます。聖人君子過ぎて感情移入しようがないというか、前回、前々回のやさぐれっぷりから今週の穏やかな心境まで、ほとんど誰の力も借りずに変遷してしまった龍麻の心には、カオスなんか比較にならない虚無を感じるというか。
一方で、かなり唐突に出てきたマリア先生の正体。ああ、結局この人もこんなんか。大抵いつでもグロいこのアニメですが、久々にどぎつかったです。ごく初期から目立った位置にいながら、話の流れから浮き続けていたマリア、犬神、警部、検死医の4人がきちんと動いてくれたのは一安心ですが、この話ってこの先メインストーリーに絡むんですかね。単なるグロ分補給のためのサイドストーリー?
ラストには真打柳生の登場。残り4話で柳生編ですかね。相変わらずちょこっとは出番の貰えるマリィが可愛くて癒されますなあ。