大江戸ロケット #13 「あんたこいつらどう思う」

白い獣を逃がした臍様に疑いを持った黒衣衆の面々が、風来長屋に潜入してドタバタの巻。今回は黒衣衆特集といった感じで、変態仮面戦隊メンバーの普段の姿をたっぷりと見られる貴重な回でした。なんだかんだ言ってみなさん気のいい人で、銀さんが彼等の注意をうまくロケットの方にそらしてやり、とりあえず事無きを得ます。完全に納得したわけでもなさそうな眼、常に一歩引いた立ち位置の耳あたりはまだ要注意か。そして青い獣から白い獣が清吉と関係していることを聞き、ますます厳しくマークしてきそうな赤井。
しかし気が付けばあっちもこっちも秘密を持った人だらけで、随分とややこしい人間関係になったものです。一番多くの情報を握っている銀さんが主人公っぽくなってくるのはまあ仕方ないところでしょうか。「今はこれが精一杯」カリ城ルパンネタに「前略おふくろ様」と、今回もパロディ豊富。あとあの鳥の人はいつ人間に戻れるんでしょうか。
ロケット開発の方は、今回姿勢安定化のためにクラスタとか助燃剤にアルミニウムとかやっていましたが、考証不足だったのか意図的についた嘘なのか、いろいろ間違えていて気になりました。まあ突き詰めて考えれば江戸時代に月ロケットなんて無理という結論にしかならないので、要は嘘のつき方の問題なんですが、半端に現実的っぽいディテールを増やすのは突っ込み所が増えるのでやめて欲しいなあと。