レ・ミゼラブル少女コゼット #16 「パリのゴルボー屋敷」

ようやくパリに到着したジャン・ヴァルジャンとコゼット。ゴルボー屋敷という小汚いアパートで愛の巣を作ります。四六時中コゼットと一緒にいて、読み書きを教えたり夕方の公園を散歩したりする生活に、かつてない安息を覚えるジャン・ヴァルジャンは幸せいっぱい。しかし、不自然な親子を不審がるゴルボー屋敷の管理人のおばあさん、そしてパリ市警に転属までしてジャン・ヴァルジャンを追い続けるジャヴェールと、早くも暗雲は漂い始めます。
あれこれ理屈をつけて、ついに自分を「お父さん」と呼ばせることに成功したジャン・ヴァルジャンは策士。まあ気持ちは分かるけどね！おずおずとおねだりするコゼットなんてのも本当にヤバくて、そりゃあジャン・ヴァルジャンじゃなくてもなんだって買ってあげる気分になるさ。