週刊少年サンデー 16号

田辺イエロウ結界師」。日陰の兄と日向の弟が、無道を相手に共闘。すんなり行くのか、無道の口撃にコンビネーションを狂わされるのか、要注目。しかし無道さんの操っているあの黒い球、やっぱり人の魂なんですかね。
雷句誠金色のガッシュ!!」。クリア・ノートの圧倒的な力の前に為す術ないブラゴ。力尽きたブラゴとシェリーにクリアノートの技が炸裂! シェリーも巻き込まれていたので死んではいないでしょうが、どう見ても勝てそうにありません。
麻生羽呂「鬼神阿文」。読切48P。本誌掲載は2度目かな。強い思念を具現化する能力を持つ鬼神一族の末裔、鬼神阿文が、同じ能力を以て世に仇なす悪人を懲らしめる、といったお話。絵に関しては文句なし、手慣れたもんです。お話は……なんですかね、「お上が裁かない悪を俺様が裁く」系の設定がサンデー内でブームなんでしょうか。これがやりたいなら時代物なりファンタジーなりにしておけばいいものを、どうして現代物にするかなあ。「イフリート」が踏んだ地雷をいくつかは避けているので (悪人退治が能力者同士のバトルで、能力者 vs. 一般人の一方的な虐殺ではない、悪人を懲らしめるだけで殺さない、等)、幾分見やすくはありますが。
井上和郎あいこら」。個人的にうなじならショートカットよりアップにした方が……。
椎名高志絶対可憐チルドレン」。「たまには思う存分お姉さんキャラを描いてみたくなったシリーズ」のクライマックスに相応しい内容だったかと。