獣装機攻ダンクーガ・ノヴァ #01 「謎のダンクーガ」

大張正己監督による「超獣機神ダンクーガ」の続編。前作の知識なし。
舞台は地域紛争が絶えず、情勢不安定な22世紀の未来。それぞれ別の生活をしていた4人の男女が突然秘密組織に拉致され、紛争地帯にどこからともなく現れて負けている側に加勢する困ったスーパーロボットダンクーガに乗せられる、という感じの第1話。
しかし紛争で常に弱い方に味方するというのは、なんとも迷惑な話です。今回も冒頭でダンクーガに助けられた側がその後優勢に回り、ラストでダンクーガに撃破されるというひどい展開。あと、ダンクーガに搭乗する主人公4人のうち、女性2人がトップレーサーと腕きき麻薬捜査官なのに対し、男性2人はサラリーマンとホームレスというのは、なんか露骨に差がついてませんか?
目的不明で正義の味方っぽくない主役メカ、熱血っぽくない主人公たちと、スーパーロボットものとしては食い合わせの悪そうなテーマ、キャラで来ましたが、意図してやっていることでしょうから、お手並拝見といったところですね。
作画面では尺は短いものの大張テイスト全開なロボアクションあり、けしからんおっぱいの整備班長さんありと、いつもの大張アニメといった印象です。初回なんだからもうちょっと作画を頑張っても良かったんじゃないかとは思いますが。画コンテ・作監:大籠之仁、演出・メカ作監大張正己。サブキャラデザイン、EDにみうらたけひろ