あさっての方向。 #09 「みちしるべ」

1話で海水浴をした町に辿り着いたからだは、人のいい夫婦が経営するペンションで住み込みのアルバイトにありつきます。一方絵はがきの消印に (ようやく) 気付き、尋を問い詰めた徹允は、からだの出奔を知り、街に捜しに出ます。
そして、喫茶店で尋をとっちめる椒子。伊藤静の力演でした。脇で見ていた透子はどう思ったことやら。しかし椒子本人に対することはともかく、からだに対して兄弟ではないことを隠していた/確かめようとしなかった点については、尋の行動に問題があったようには思えないなあ。いずれ知れることとはいえ、小中学生くらいのうちは言わないでおく方が自然でしょうし、知っているかどうか探りを入れること自体が疑わせる原因になってしまうでしょうから。まあ椒子が本当に問い詰めたかったのは、自分に対することについてなんでしょうけど。
徹允がからだの所に辿り着く展開は、これまでのお話からすると偶然に頼りすぎていて引っかかりますね。私が「がむしゃらに突き進んだらよく分かんないけど奇跡が起きた」的な展開を好まないためかもしれませんが。まあ、(見た目) 大人な家出人を捕まえるのは当人がミスしない限りほぼ不可能ですから、ストーリー進行上致し方ないところでしょうかね。