あさっての方向。 #03 「あたらしい生活」

実によくできていますね。一つ一つのシーンでの丁寧な演出と心理描写に、引き充分のストーリー。作画、美術も引き続きいい出来。好調です。
大小逆転状態での新生活を始める椒子とからだ。見た目と中身が逆転した椒子とからだの、ギャップを生かしたコメディタッチのAパート。しかしFでも足りないとは、願い石さんも粋な仕事をしてくれましたね。あるいは、これもからだの願望だったのかな。そして、悪いことばかりでもないとばかりに、着せ替えを楽しむ二人。1話で「とってもお似合いよ。子供っぽくて」と言い放ったリボンを、自らつける椒子。一方、椒子のアパートに尋がやってきて、状況が一気に緊迫するBパート。やはり鍵となるのは椒子のからだへの嫉妬。そして椒子と尋の邂逅。
しかし、そうか。血は繋がってないのか。それでいて身体は大きくなっちゃったら、もう何の障壁もないわけで、やはり椒子にとっての最大の敵はからだちゃんなんですね。尋は結局からだのことを警察にも届けた様子で、尋が何か抱えてそうというのは読み違いかなあ。
BS-iでも放送が始まりましたが、やはりこちらは16:9でしたね。見るならこっちの方がいいんですが、さすがに2週遅れはつらい。009-1も同じ状況なんですが、せめて同じ週のうちにやってはくれればなあ。TBSが、ソースがワイドな番組は地上波でもワイドで流してくれるのが一番なんですが。