タイドライン・ブルー #13 「兄弟」

TV未放映の13話がキッズステーションでやっていたので視聴。
結局ストーリー部分では、いろいろ投げっぱなしで終わってしまいましたが、それは予想通り。キャラの視点ベースで見るなら、まあまあ良くできたエピローグ回といったところでしょうか。個人的には、作画とキャラの魅力だけで良しとしてもいいかな。

  • ヤビツに戻る一行
  • 魏の国、アメリカに落ちた弾頭は、はじめから核が抜いてあった
  • グールドの向う傷の理由、彼が武闘派に転じるきっかけとなった事件の回想 (ありがちだなあ)
  • やはり沈んではいなかったユリシーズ。でも一瞬の顔見せだけ
  • 兄弟と父との対話
  • 赤ん坊を背負って新国連の会議に出席するアオイ事務総長
  • 事務総長とすっかり仲良しなイスラ。事務総長をベビーシッターに使います
  • ダチョウにまで子供が出来てました

12話の時点で分かっていたことですが、もう1話あったからといってどうなる話ではありませんでした。壮大なテーマと独創的なガジェット、テレコムのキャラ作画の魅力はたいへん大きかったものの、ストーリーが明らかに1クールの枠に納まるものではありませんでした (納まらないにしても、もう少しやりようはあったのかもしれませんが)。あと1話ではなく、あと3クール足りなかったという感じです。
キールティーンが、お互いにイスラはお前のことが好きなんだと純情な言い争いをしていた頃 (しかし言外に、イスラは兄弟どちらかのものという思いこみ or 思い上がりがある) 、当のイスラは「一緒にバンバン恋しましょうね」と言って、アオイとニタニタ笑っているという底意地の悪い展開は素晴しかったです。さすが、父親不詳の妊婦ヒロインという前代未聞のスーパーヒロインを輩出したアニメだけのことはありますね。好きな女を繋ぎ止めておきたいなら、常に努力は怠るな、ということですか。