僕等がいた #07

矢野と七美の、ただ甘いだけではない恋愛模様の巻。矢野、七美のバカップルを中心に、矢野に惹かれている山本さんと、七美に惹かれている竹内くん。役者はこれで揃ったのかな。
竹内くんと七美の関係を疑い出す矢野。自分へのプレゼントのためとはいえ、七美が自分に嘘をついて竹内くんと会っていたことが許せなかったり、七美の死んだふりがシャレにならずに怒ったり。一方七美は、席替えで矢野の隣になった山本さんが気になり始めます。
丁寧な描写で、微妙にくっついたり離れたりする矢野と七美の距離感を表現する一方で、七美に相談を受ける竹内くんの複雑な心理、矢野と山本さんの縺れた関係を見せていく手際は、毎度ながら実に鮮やか。特に山本さん。無表情な仮面の奥で、中学2年の時に隣りの席になった矢野にだんだんと惹かれていく様子や、現在再び隣りの席になった矢野にまた「教科書見せて」と言われ、黙って差し出しつつもわずかに頬を染めてるところなんて、もう殺人的に可愛いです。なんとも許し難いことに、矢野はそんな山本さんとマフラー事件の後ナニしていて、しかもその後泣きやがったそうで。こいつどうしてくれようか。
今回のEDを歌っているのは、なんとささきのぞみ。歌声も初々しい感じですね。作詞:大地丙太郎