週刊少年サンデー 41号

先週分。
若木民喜神のみぞ知るセカイ」。「結着をつけない限り」と言いつつ結着つかなかったり、「何かをギセイにして手に入れたもののは、結局何かが欠けている」と言いつつ結局片方が身を引いてしまったり、やや納得が行かないというか、まとめ方が雑な印象はありましたが、ともあれこの作品らしいドラマティックな展開のクライマックスに満足。どちらが不意打ちのキスをかますのだろうと思っていたら、今回は力ずくか! これはこれで……。ラストでエルシィの同僚っぽい新キャラ登場。頃や良しという感じですかね。メインキャラ2人+ゲストヒロインというミニマルな構図では、出来ないことも多いでしょうし。
中道裕大「トウテツの番人」。「ハルノクニ」の中道裕大が読切で登場。妖しげな占い師に鎖鉄球付きの腕輪を付けられてしまった主人公が、仙獣と呼ばれる人を襲う怪物と闘うことになる、というようなお話。まずは画力面での大幅な向上が目を引きますね。読切だからという側面もあるのかもしれませんが、女の子の可愛さといいキメの構図といい、ずいぶん上達しています。ストーリー面では、色々とアレだった前作から一転して、オーソドックスなバトル漫画。やや個性に欠けるきらいはあるものの、安定した作りで連載向きな印象。ところであの鉄球は外せないとなると、日常生活に色々支障が出ると思うんですが、どうするんでしょう。