週刊少年サンデー 31号

桜井亜都「アーティスト・アクロ」。新連載54P。技巧 (スキル) という能力で不思議な現象を起こし、人々の心を震わせる「アーティスト」がいる世界。主人公は、幼い頃に出会ったアーティストの男に憧れ自らもアーティストとなった少年、アクロ。芸術の都を訪れたアクロが、華やかなアートに心震わされたのもつかの間、ほどなく都の陰の面を知ることになって、というはじまり。
基本的には1年前の読切版を踏襲した作り。読切時点でも充分な実力を持っていましたが、着想の面白さとそれを的確に表現できる画力は申し分ありません。世界観の説明に終始した第1話で、本格的なアクションが次回以降に持ち越されたのがちょっと印象弱いところですが、まずは上々の滑り出しではないかと思います。
田辺イエロウ「結界師」。おお、時音がかつてないほど良守を意識している！ 夕上はなんだかんだ言いつつ、時音の乙女スイッチを入れてくれたのかもしれないなあ。