週刊少年サンデー 26号

田辺イエロウ「結界師」。絶体絶命の時音を颯爽と救う良守。しかし、どちらかというとその前の、命懸けでお互いを庇い合う時音と夕上の美しい絆の方が盛り上がったような。「嫌です… そんなこと言わないで…」とかもう！ 哀れ良守くん、やっぱり君はちょっと遅かったのかもしれない。
若木民喜「神のみぞ知るセカイ」。スタンガン両手持ちのヤンデレアイドルを新ヒロインに迎えて、新章開始。「現実 (リアル) のアイドルはど〜〜しても劣化するんだよ」と、2次元アイドルの素晴らしさを熱く語る桂馬くんが今回も素晴らしかったです。しかし、駆け魂狩りに入る前にもうほとんどフラグを立てちゃった気もしますが、どう展開するんでしょうか。
大塚志郎「マリンハンター」。最終回。まあ欠点は多々あったにせよ、近年サンデーで目立つ乱造バトル漫画の中では、珍しく作者の資質が上手い形で発揮できている作品だったので、ここで終わってしまうのは惜しいなあ。最大の美点だったエログロを中盤以降抑えてしまったのは返す返すも残念。例えエラい人に怒られても、自分のスタイルを貫き通す強さを身につけての再出発に期待します。