週刊少年サンデー 7号

鈴木央「金剛番長」。お淑やかにして剛力！ 久々にヒロイン (園児の方ね、もちろん) が登場してプリンで和んでいたのに、最後に登場した剛力番長が全部持って行ってしまいましたよ。
原作：尹仁完、作画：梁慶一「悪魔弁護士クカバラ」。読切48P。週刊少年サンデーには2度目の登場となる尹仁完、梁慶一コンビ。罪を犯したまま死んでしまった者を、地獄送りにしようとする悪魔から救おうとする悪魔弁護士、クカバラの活躍を描く話。前回の「JUNGLE JUICE!」は主人公がチビッコキャラで、持ち味の画力を存分には生かせてないなあという印象だったんですが、今回は主要キャラの年齢が上がり、お得意の美麗キャラ & 異形ファンタジーでガンガン攻めていて言うことなしです。少年誌向けにしてはやや話がゴチャついているかなあという印象ですが、気になるのはそこくらい。「新暗行御史」も無事完結しましたし、ぜひ週刊少年サンデーで連載を掴んでほしいところです。
田中モトユキ「最強！都立あおい坂高校野球部」。女子マネを大量投入して甲子園への準備も万端。いきなり3人はやりすぎじゃないかとも思いますが、画面が一気に華やかになったのは良いです。
緒里たばさ「クナイ伝」。こちらも萌え萌えな妹キャラ投入でテコ入れかと思いきや、衝撃の展開！ ……いやまあまだ死んだとは限りませんし、次週の展開を待ちますが、この作者にやらせることかという強い疑念を抱きます。ここ最近のサンデーの節操ないダーク路線はいい加減お腹いっぱい。
四位晴果「メテオド」。最終回。テンションが緩く淡白な展開が続いていたので、まあこの辺が潮時ですかね。サンデー有数のアクション画力を持ってはいましたが、作者の本分はバトル向きではなかったということだろうなあ。早めの打ち切りも作者にとっては悪いことではないと思うので、心置きなく次回作構想に取りかかってください。