週刊少年サンデー 47号

鈴木央金剛番長」。鈴木央の新連載。無敵の番長がやって来た! 雲を突くような巨漢、落ちてくる鉄骨をものともせぬ鋼の肉体、車を軽々と担ぐ剛腕で、例え相手がヤクザであってもスジは通させる男、金剛晄!! もちろんドスなんか効かないぜ!
インパクト勝負でほぼギャグ漫画でしたが、なにはともあれ掴みはバッチリ、面白かったです。鈴木央の無二の持ち味でありながらスポーツ漫画においては諸刃の剣だった、際限ないインフレやどこまでもエスカレートしていく過剰表現が存分に生かせていて、のびのび描いている感じがいいですね。番長絶対主義な設定はもう完全に趣味の世界ですが、持ち味を生かすための舞台装置としては申し分なし。このノリが果たしてサンデーで受け入れられるのか、そもそもどこまでこのノリを維持できるのか等、不安要素はありますが、まあとりあえず金剛番長の最強無敵ぶりに痺れつつ、これから登場してくるであろうバラエティ豊かな番長たち (ホームラン番長とか原始番長とか白薔薇番長とか) の変人ぶりに期待です。
大塚志郎「マリンハンター」。亀仙人が登場し、カメハウスでチンチクリンな兄弟弟子と修行開始、みたいな。ほら、ブルマとウーロンも……。
西森博之お茶にごす。」。部長さんがブルーを嘲笑ったアホ3人を嗜めようとして、尽く失敗する話。夏帆、山田の逆ギレぶりは素晴らしかったし、一見説得されたかに見えたマークンが酷いオチをつけるという畳みかける構成も良かったです。
そうそう、若木民喜ブログでなんか喜んでましたが、これは新連載が決まったのかな。まあ来るとしてもだいぶ先の話でしょうが、期待してます。