週刊少年サンデー 17号

田辺イエロウ「結界師」。変態おじさんが変態アニキにクラスチェンジ。しかも当人の野望によると、これから変態少年、変態幼児へとクラスチェンジしていく予定のようです。いいぞいいぞ。そんな無道さんが人間だったころの変態所業も明らかに。死んで埋められても墓から復活って、もうその時点で人間捨ててるような。黒い球はやっぱり魂だった模様。淡幽さんもよさげなキャラだったんですが、これっきりかなあ。無道さんを殺せば元に戻るとか？
雷句誠「金色のガッシュ!!」。間に合わないって、どの口が言ったんだ。
爲永ゆう「ネイキッドモンキー柚希」。本誌初登場、爲永ゆうの読切34P。脱げば脱ぐほど強くなる女の子という、ついこの間もどこかで見た憶えのある設定のお色気ギャグ。常識外れの武闘派な女の子に振り回される男の子という基本構図は、以前サンデー超に載った「飛べ!! ハミングバード」と同じですね。脱げば脱ぐほど強くなるというのに、何故かニーソだけは脱がないとか、爲永ゆうらしい妙な味わいもあるにはあるんですが、全体的に「飛べ〜」よりも大人しくなったような印象。といって連載向けのチューンを意識しているようにも見えなくて、同じ連載に向かないネタでやるなら、「飛べ〜」の方がぶっ飛んでた分面白かったなあと思います。
井上和郎「あいこら」。透視メガネ第二弾という前振りで、これはあの飛び出すおっぱい祭の再来か！と思いきや、本編はまっとうなラブコメ。ハチにクリスマスパーティに誘われたのに、勢いで断ってしまった天幕が大後悔という微笑ましいお話……と思っていたのに、オチがあれかい。
次号より西森博之の新連載。続くかどうかは別にして、個人的には久しぶりに安牌と言えそうな新連載です。中堅作家のヤングサンデー・スピリッツからの還流という流れになっていくと嬉しいんですが、さて。それから、4/25発売のサンデー超に若木民喜が登場。こちらも楽しみです。