コードギアス 反逆のルルーシュ #02 「覚醒の白き騎士」

局地戦における逆転、また逆転という手に汗握る展開が実に面白かったです。てっきりロボット奪取の方向に行くと思っていましたが、とりあえずロボとスザクは帝国側なんですね。ルルーシュとスザクの性格付けによる対比が非常に上手いです。

  • 超常の力を持つルルーシュと、主役ロボを持つスザク
  • テロリストたちを駒として動かし、影から戦局を支配するルルーシュと、ロボを駆り自分の力で打開するスザク
  • 味方でも駒としか認識せず、その生死に頓着しないルルーシュと、敵の撃破より民間人の人名救助を優先するスザク
  • 帝国皇室の血を引くルルーシュと、被支配層のスザク

ロボットアニメでよくいる主人公キャラであるスザクが、敵方に回っているというのが面白い。
血の海だった第1話と対比するように、戦闘はむしろ派手になっているのに、第2話では一度も人が死ぬところを描写していません。ロボットアニメの視聴者の快感原則に則り、派手な戦闘は見せても血の臭いは感じさせない、エンターテイメントに徹した作りになっています。それは、紛争の負の部分を都合良く隠しているだけ、という言い方もできるでしょう。視聴者は、命のやりとりというピリピリした状況を鑑賞して楽しみたいのであって、実際に人が死ぬところを鑑賞したいわけじゃないと。もちろん制作者は意図的に対比させているんだと思いますが、なにか主張でも込められているのかは、現時点では何とも。
あと、今話ではエンターテイメントらしくスクール水着なシーンが入っていましたが、CLAMPキャラらしく頭身が異様に高くてげんなり。